h2hospital

福祉的な配慮がなされた公共的施設として

北海道整形外科記念病院

北海道整形外科記念病院は、整形外科単科の大型専門病院として、道内一円を診察圏とする病院です。
開院後築30年経ち、来院者に親しまれてきた同一敷地内での建替えを行いました。建替えに当たっては、日射を遮る庇と屋上庭園を特長とした環境配慮型の病院としました。
来院患者の多くが高齢者であり、整形外科病院の特性から車椅子、歩行器、杖など、歩行時に補助器具を利用する状況がほとんどであるため、徹底したバリアフリーの病院を目指しました。

外部空間

エントランスアプローチと車寄せを覆う大きな庇を設け、降雨降雪時にも来院者が安心して乗り降りができる空間としました。
また、大庇の下に身障者用駐車スペースを設け、車椅子利用者も安心してアプローチできる計画としました。
駐車場には、歩行者ゾーンを設けて、車から降りた来院者が安全に病院へアプローチできる計画としています。

外来計画

外来機能をすべて1階にまとめることで、上下移動がなく患者さんが利用しやすい計画としました。また、高齢者や初めての来院者を案内できるようエントランスの正面には案内カウンターを設置しています。
外来の諸室は部門毎にまとめ、メディカルモールの軸線上に並べることでわかりやすい平面計画としました。外来の中央には、カフェを設置して外来を賑わいのある空間とし、中待合の上部には、トップライトを設置して患者ゾーンに自然光を取入れ、明るく快適な空間としています。

病棟計画

病棟の廊下は、幅2.7mとし車椅子のすれ違いに支障がない幅とし、両側の手すりを設置しました。また、廊下の突き当たりは、全面を窓として明るい廊下としています。便所は、スタッフステーションと隣接して設け、看護師が介助しやすくしました。 病室は照明を細かく切り替えでき、患者の好みに対応できるようにしています。また、デイルームから直接出入りができる屋上庭園を設け、ウッドデッキを敷設することで車椅子でも安心して利用できる屋外空間をつくりました。

サイン計画

患者さんが利用する部屋のサインは、壁付けと突出しの2種類を設置し、遠くから認識しやすく近くで確認できる計画としました。
外来のメディカルモールの列柱には誘導サインを設置することで、初めて訪れる来院者が行きたい場所へ一目で行けるサイン計画としています。
また、受付、会計、薬局など外来患者動線の基点となる場所は、内照式のサインを設置して遠くからでもわかりやすいデザインとしました。

水廻り

外来には、オストメイト対応の多目的便所を2箇所設け、一般便所のブース内には、ベビーシートを設置しています。
病棟は、階毎に4箇所の車椅子便所を設けてその内2箇所をオストメイト対応とし、車椅子利用者が多い状況に対応した計画としました。
また、廊下には車椅子便所利用時にランプが点灯するサインを設け、遠くから便所の使用状況が確認できるようにしました。

公共的施設のご紹介

受付
受付

内照式にすることで高齢者にも分かりやすい受付のサイン

外来中待合
外来中待合

トップライトにより突き当りが明るい外来中待合

廊下
病棟の廊下

病棟の廊下は車椅子や歩行器のすれ違いが楽にできる幅を確保

病室
病室

窓際に手洗いを設けた明るい病室

デイルーム
デイルーム

入院患者や見舞い客などが団らんできる光と緑のデイルーム

車椅子便所
車椅子便所

遠くからでも在室が確認できる車椅子便所のサイン

多目的便所
多目的便所

各フロアに設置したオストメイト対応の多目的便所

浴室
浴室

各洗い場、浴槽に手すりを設置した浴室

洗面所
洗面所

車椅子でも利用しやすいよう足元を下げた洗面台

屋上庭園
屋上庭園

病棟から直接出られる緑に囲まれたウッドデッキの歩行空間

車寄せ
車寄せ

大庇に守られた車寄せ

アプローチ
アプローチ

歩道からの病院内まで段差のないアプローチ

身障者駐車場
身障者駐車場

両側に安全帯がある大庇の身障者駐車場

案内カウンター
案内カウンター

風除室を入ってすぐの案内カウンター

メディカルモール
メディカルモール

列柱に誘導サインを設置し、人目で行きたいところへいけるメディカルモール

  • 外観
  • 廊下
  • 乳児室
  • 遊戯室
  • 保育室
  • 園庭
  • 園庭
  • 外観
  • 廊下
  • 乳児室
  • 遊戯室
  • 遊戯室
  • 遊戯室
  • 遊戯室
  • 遊戯室

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