体外衝撃波治療

体外衝撃波治療 ESWT(スポーツ選手・愛好家のために)

体外衝撃波治療とは

体外衝撃波(ドルニエ社製)はすでに腎臓結石を破砕する治療として確立されています。
それが整形外科の分野においても応用され、ヨーロッパ中心に普及し、腱炎・靭帯炎など多くの疼痛疾患の除痛を目的とした治療に使用されています。
欧米ではスポーツ選手を中心に低侵襲で安全かつ有効な治療として認められています。
道内でもスキージャンプ選手岡部孝信さん(リレハンメルオリンピック銀メダリスト・長野オリンピック金メダリスト)がこの治療法をしていました。

体外衝撃波治療の特徴

体外衝撃波治療の効果は照射した直後からの除痛効果とその後の組織修復の促進が特徴です。
また、副作用の事例がほとんどありません。まれに皮下出血、発赤などありますが、いずれも一時的ですので、
安全な治療法として推奨致します。

なぜ痛みがなくなるの?

痛みを感知する神経末端の働きを弱くする。また新生血管を誘導して組織の修復を促進させることが考えられています。

どういう痛みに有効か(適応部位は下肢・疾患に限られます)

  • アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎
  • 膝蓋腱炎
  • 偽関節、疲労骨折
  • シンスプリント、(上記以外の腱炎、靭帯炎)
  • 難治性の足底腱膜炎
    主に6ケ月以上の保存療法(内服薬、湿布、インソールなど)の治療を行っても痛みが改善しない方

治療の効果(有効率)

膝蓋腱炎 約90% 日本整形外科スポーツ医学会より
アキレス腱 アキレス腱付着部炎 83% The American Journal Sports Medicineより
アキレス腱炎 約85% 日本整形外科スポーツ医学会より
アスリートの足底腱膜炎 72% JOSKASより

治療の流れ

診察

まずは通常通り外来受診をして下さい。
診察とレントゲン・MRI検査などを行いその適応があれば、体外衝撃波担当 内田淳医師と治療日を決めます。
なお、治療は「完全予約制」となっておりますので、後日、お越しいただくことになります。(当日の治療はできませんのでご了承ください)
※体外衝撃波治療の「担当医は内田淳医師」となります。
内田淳医師の担当日はこちらから

治療

1回の治療時間は30分程度です。患者さんは座位または診察台に横たわる姿勢で治療が行えるため体への負担はほとんどありません。
入院の必要がなく、外来治療になります。また副作用もほとんどなく、治療後も歩行が可能です。基本的には1回の治療です。

費用について

平成24年4月から保険適用が認められました。
但し、この治療法は保存療法を長期間受けても効果のない「難治性の足底腱膜炎」に対して、保険適用となります。

また、「難治性の足底腱膜炎」以外で治療をされる方は、自由診療になります。
ご不明な点は、お手数ですが医事課まで、ご連絡を下さい。

体外衝撃波治療の負担金は治療に要した日数又は回数にかかわらず初回のみ算定します。
ただし、再発により3ヶ月以上あいて再び治療を再開した場合は負担金が発生します。
(初診料・再診料は別途かかります。)

1割負担の方
5,000円
2割負担の方
10,000円
3割負担の方
15,000円
自由診療の方
15,000円(税別)

例)3割負担の方(難治性の足底腱膜炎と診断された方)

1回目 850円(初診料)+レントゲン・MRI等
(※初診時は予約制の為、治療はできません。2回目から治療開始となります。)
2回目 220円(再診料)+15,000円(体外衝撃波治療)
3回目 220円(再診料)

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