最新の低侵襲治療と再生医療
膝の痛みの原因はさまざまですが、当院では患者様ひとりひとりの状態に合わせた最適な治療をご提案いたします。
「手術を避けたい」「身体への負担を少なくしたい」という方から、「根本的な解決を目指したい」という方まで、北海道内でも数少ない治療法を含む幅広い選択肢をご用意しています。
変形性膝関節症の新しい選択肢Coolief(クーリーフ)治療
近年、多くの方が悩まれている「変形性膝関節症」に対し、当院は北海道内でも数少ないCoolief(クーリーフ)治療の導入医療機関として、専門的な治療を行っております。この治療は令和5年に保険適用になり、当院では翌年から施行資格を有しております。人工関節手術を希望されない方や、ご年齢やご持病のため全身麻酔や手術のリスクが高い患者様に対しても、できる限り身体の負担が少なく膝の痛みを取る治療の選択肢としてご相談に応じています。
クーリーフは鈴木孝治医師が担当しています。施術をお考えの方は、鈴木医師の外来診察日にお越しください。当院は、初めての方でも電話予約が可能です。
クーリーフとは+
変形性膝関節症による痛みを抑える新しい治療方法です。痛みは末梢神経を通じて脳に伝えられますが、この末梢神経に高周波(ラジオ波)を流し、その熱によって神経を遮断します。
変形性膝関節症の治療方法はこれまで、消炎鎮痛剤・ヒアルロン酸注射・リハビリなどの保存療法と、関節鏡・脛骨骨切り術・人工関節置換術などの手術療法がありました。クーリーフはこの中間に位置付けられます。

施術後に痛みが半減した方の割合は7割を超え、効果は2年程度続くとされています。痛みがゼロにならないとしても、鎮痛剤や注射の回数、通院の頻度などが減るため、患者さんにとってのメリットは大きいです。痛みが軽減することで日常生活が過ごしやすくなり、リハビリや趣味に前向きに取り組むことができます。
エコーで観察しながら膝の末梢神経に電極針を刺入します(2~3カ所)。そこにラジオ波を当て、針の周囲に熱を発生させて神経を遮断します。感覚神経を特定して治療するため、筋肉を動かす運動神経には影響がありません。痛みが生じるため静脈麻酔と局所麻酔を併用しており、1~2泊の入院が望ましいです。両膝を同時に施術することもできます。
まずは外来にて鈴木孝治医師の診察をお受けください。膝関節の神経をブロックするテスト(神経管内注射)を行い、痛みの改善があればクーリーフの適応です。もしクーリーフが適応とならなくても、医師が患者さんに合った治療方法を提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
詳しくはこちら膝の軟骨損傷に対する新しい治療法モチジェル(UPALゲル)
当院では、膝の骨軟骨損傷に対する新しい再生医療「モチジェル(UPALゲル)」を用いた治療を行っています。
損傷した関節軟骨の再生を促す修復材を用いることで、膝の痛みの改善や機能回復を目指す治療です。
モチジェルとは+
北海道大学と持田製薬が共同開発した再生医療で、令和7年12月1日から保険適用となった治療法です。当院では令和7年12月4日の第1例から積極的に行なっております。
コンブに含まれる成分であるアルギン酸を主成分とした修復材を軟骨の欠損部に充填することで、軟骨の再生を促します。
従来の治療では患者様自身の正常組織を採取する必要がありましたが、モチジェル治療では正常組織の採取は不要です。手術は一回のみで比較的低侵襲であり、早期の社会復帰が期待できる治療法です。
保険適用となるのは以下の通りです。
- ・外傷性軟骨欠損症
- ・離断性骨軟骨炎
- (交通事故やスポーツによる軟骨損傷など)
(変形性膝関節症の方には、保存的治療のほかにクーリーフ治療や人工関節手術、関節鏡、骨切り術などの適切な選択肢をご提案いたします) 詳しくはこちら
手術後約3~6か月で痛みなどの症状改善が期待されます。
また、臨床研究では、手術後3年間の経過観察において疼痛(痛み)、日常生活の質(QOL)、スポーツ活動、MRI評価などの項目で改善が認められています。
現時点では、重大な副作用の報告はありません。
※当院では関視鏡下で病変を確認後、確実に充填を行うため、3〜5cmほどの切開を用い、患部を直接確認しながらより直視下による手術を行っています。(令和6年4月現在)
関節鏡で軟骨の欠損を確認
欠損部に充填したゲル(薄緑色に見えている)
後になだらかな硝子様軟骨になる
まずは、外来にて下肢専門医による診察をお受けください。適切な診断のもと、治療適応かどうかを判断いたします。
手術支援ロボット「MAKO」による精密な人工関節手術
当院では手術支援ロボット導入により、高いレベルの手術を安心して受けていただける体制を整えています。
年間約200件を超える人工膝関節手術の長年にわたる実績があり、特に難治症例を含めて豊富な症例経験に基づいた医療を提供しています。
保存療法やCoolief(クーリーフ)治療では十分な効果が得られない患者様にも安心して手術を受けていただけるよう、当院では手術支援ロボット「MAKO」を導入しています。
世界で最も広く使われているロボットであるMAKOを用いることで、患者様一人ひとりの膝の状態に合わせた、より安全で正確性の高い人工関節手術が可能になります。
膝の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談下さい。















