ナビゲーションシステム

当院では、人工膝関節置換術の際、先進医療の「ナビゲーションシステム」を導入しています。

「ナビゲーションシステム」とは、先進医療のひとつで、コンピューター支援手術システムです。このシステムでは、赤外線を使用して、治療する部位と手術器具の位置関係を正確に計測し、リアルタイムにコンピューター画面上に表示することで、医師の手術をサポートするシステムです。これにより、高い精度のより正確な手術が可能になります。

人工膝関節が正確に挿入されない場合、痛みや早期のゆるみなどを引き起こすことが報告されており、より正確な手術を行うことが治療成績向上のため重要です。「ナビゲーションシステム」の導入により、より精度の高い手術を行えることが証明されています。特に変形の強い患者さんには有用と言われています。2018年の日本人工関節学会のデータでは、日本全国で「ナビゲーションシステム」を人工膝関節置換術に導入している病院は10.3%のみでした。

当院では2017年1月よりストライカー社製の「ナビゲーションシステム」を導入し、人工膝関節置換術を行っております。
(図提供:日本ストライカー社)

(術中写真:膝はモザイク加工しています。)