腸脛靭帯炎

長距離ランナーで膝の外側に痛みがある時は、腸脛靱帯炎であることが多いです。

腸脛靭帯は脚の外側において骨盤から膝の脛骨に至る靱帯です。人間の骨は、大腿骨に突出があり(外側上顆)、その表層に腸脛靱帯が走行しています。
スポーツによる繰り返される膝の屈伸で、腸脛靱帯と外側上顆の摩擦で腸脛靱帯炎が起こると言われています。

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治療

  • 練習量の軽減
  • 練習後のアイシング、湿布の使用
  • 消炎鎮痛剤の内服
  • 局所注射
  • ストレッチング
  • O脚気味のランナーには、外側を少し高くしたインソールの使用

当院(スポーツ整形・リハビリテーションセンター)では、上記のアドバイス、治療を行っております。

上記の治療でも改善なければ、手術が必要なこともあります。

膝の外側の痛みがすべて腸脛靭帯炎とは限りません

中学生・高校生なら疲労骨折、中高年なら外側半月板損傷ということもありますから、自己判断ではなくスポーツを専門としている病院での診察、検査をお勧めします。